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SEKISHIN STORY 02 「LEDビジョン」

「ものづくりの魂」を受け継ぎ、
世の中に新しい賑わいを灯そう。

万博を支えた技術を未来に役立てたい

万博を支えた技術を
未来に役立てたい

「ゴーール!」割れんばかりのアナウンスとともに、大画面に映し出されるリプレイ映像。スポーツの熱戦に欠かせない舞台装置の役割を担うのが「LEDビジョン」です。今や各地のスタジアムで目にすることができますが、そのルーツとも言える1台が実は今から約40年前に存在しました。
1985年、現つくば市で開催された「国際科学技術博覧会(通称つくば万博)」。バブルを控えた享楽的なムードの中、日本の電機メーカーは右肩上がりの未来を夢見て先端技術を競うように披露しました。中でも来場者の目を釘付けにしたのが「ジャンボトロン」と称されるソニー製の巨大なテレビ。縦25m、横40mに広がる2,000型の大型画面はギネス世界記録に認定されたほか、会期後も五輪やサッカーW杯など国内外の大舞台で設置され、後の映像演出の礎を築きました。そのジャンボトロンの製造を受託していたのがセキシンです。後にジャンボトロンの生産は中止となりましたが、私たちにはある想いがありました。「あの歴史的イベントを支えた技術を活かし、いつの日かお客様に役立つ新しい製品をつくりたい」そして2007年、当社は大型LEDビジョンの本格的な製造・販売に乗り出したのです。

「お客様のための」LEDビジョンを形に

「お客様のための」
LEDビジョンを形に

近年、小型化が進み、少ない消費電力で高輝度かつ高精細な映像投影を実現できることから、店舗の空間演出や屋外広告にも導入が進むLEDビジョン。低価格化に伴い、海外製を安価に購入して設置することも可能になりました。だからこそセキシンがこだわるのは「お客様のためのカスタムメイド」を形にすること。一口にLEDビジョンと言っても、設置環境や用途はお客様ごとに異なり、画一的な製品提案ではそのニーズを満たすことはできません。
例えば、海沿いに製品を設置するとしましょう。海の近くは塩害が懸念され、防水・防塵など屋外での使用を想定した機材を調達する必要があります。あるいはお客様がビジョン単体だけでなく、映像信号を送るための周辺機器なども必要とされる場合、自社工場で製造して一括で納品するケースも。
「頼んだ甲斐があった」すべてはお客様にそう思っていただくために、私たちは製造から完成時の立会い、設置後のフォローに至るまで、徹頭徹尾セキシン品質を貫くのです。

世の中に新しい景色を生み出す誇り

世の中に新しい景色を
生み出す誇り

スタジアムやアリーナ、駅ビルや商業施設に街中の交差点…設置箇所は全国100ヵ所を越えるセキシンのLEDビジョン。道行く人が見上げたり、スマホで撮ってSNSにシェアする様子を見聞きすると、世の中に新しい景色を生み出したような誇らしさと同時に、こんな感慨が込み上げてきます。「かつて我々が手がけたジャンボトロンは、今はもう存在しない。けれど、時を経てものづくりの魂は受け継がれ、美しく鮮やかな映像で人々をこんなにも楽しませている」と。